店長宮本です。
いつもアクセスありがとうございます。
さぁ、本日はベンチソファの張替えを画像を踏まえて書いていこうと思います。
※ベンチソファ3台です。
まず依頼者から、『生地がポロポロ剥がれるから上に布を巻いて使っていました・・・』
・・・このようなお問い合わせを頂いておりました。
この時点で中国など海外製の安いベンチソファなんだなぁという事を感じました。
安いソファが悪いと言ってるわけではない、、、言ってるわけではないんですが、皆さんには後々後悔してほしくないというか、やはり国産の長く使えるものをしっかり見極めて欲しいという職人である私の想いも込めてこのような事を書きました。
さて、生地が剥がれるということは表面の加工が不十分という事で、ああゆう安くて大量生産するような国って勝手に生地を作る際に勝手に配合変えて試作の時には完璧な生地を出し、いざ本番の時には勝手にコストを下げるために結構やってるみたいです。
これはあるメーカーさんの話です。
・・・・・
◎まずは今回の張替え前の画像をみてみましょう。

確かに生地が剥がれていて、ほぼ裏地が表に出てきていますね。。。
では、ベンチソファの張替えの方をやっていきましょう!
◎ウレタン交換は必要か?◎

まず、剥ぎ終わったらウレタンの交換が必要かどうかをチェックします。
今回はウレタン交換が必要かどうか分からないという事でこちらに任せて頂けることになっておりました。
中を見てみると、結構ヘタっています。
これでは、新しく生地を張っても角が出なかったり馴染みが悪くなる現象が起きます。
ということで、今回はウレタン交換までしようと思います。

無事にウレタン入荷★
ウレタンにも拘りがあります。
通常ウレタンと・チップというものがありウレタンが上側の白い部分・チップが下側の色が違う部分です。
これはチップは硬め・ウレタンは柔めという大まかな硬さがあるのですが、上側を柔らかいウレタンを使い下側に硬めのチップを入れることにより、座った時にある程度沈み込んだら止まる仕組みになっております。
今回張替え前のウレタンは全て柔らかいウレタンでした。
木枠はコルクボードみたいな感じの板を使用しているため、座った時にゴツゴツとした座り心地がしていたと思います。
ウレタンの厚みが限られているとやはりゴツゴツ感はどうしても出てきます。
そこで先程言ったような、ウレタンに工夫することにより少しは軽減できるということです。
・・・さて、ウレタンも無事についたところで、型出し作業に移ります。
▼ウレタンの上には樹脂ワタを付けています。

◎裁断の型出し作業◎
ソファの張替え時は、一番時間が掛かる作業です。
ただ、今回は割りと簡単な方ですが。
これが型紙です。

え?こんなのが?
って思われる方もいらっしゃるかと思いますが、、、こんなんです(笑)
この型紙で裁断・縫製をします。
◎張り・仕上げ作業◎
さて、裁断・縫製が終わった所で、張っていきましょう!
私が、張って写真を撮っているので、作業風景はありませんが、まぁ仕上がりはこんな感じです。



今回は、このような仕上がりになりました。
皆さんも、ご予算があるようであれば、安いソファではなくて、国産のソファを出来るだけ買うことをお薦め致します。
『良いものを長く』これは、弊社としましても常に頭の中に入れていることです。
冒頭でも言いましたが、安いソファがダメって言ってるわけではありません。
良いものを長く使っていただきたい・・・
そういう私の願いも込めております。
以上、張替え日記でした!
また更新します(^_^)
ミヤモト工業:宮本 卓
info@m-kougyou.com